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2012-12-01 09:42 | カテゴリ:小次郎パパの徒然日記
今日から12月(師走)に入り、今年も残すところあと1ヶ月となりました。毎年毎年言うことですが・・本当に1年って、あ〜っと言う間ですわ。シニア世代になると、尚更そういう思いが強くなるようです。はい。

残すところあとわずかと言えば・・B747-400型式機もあと余命1年余りとなってしまいました。20年以上も現役として国内外の空を飛び回ってきましたが、社会的変化(大量輸送の減衰、ローコストの台頭)や会社の経済的効果(燃費、維持コストの削減)を考えると、そろそろその使命を終える時期が近づいてきたのだと思います。車でも同じですが、ある一定の期間を過ぎると整備点検費や部品の交換等で維持コストが上がります。20年という年数がどうなんだと言われれば、整備点検さえきちんと実施していれば、まだまだ十分に安全性を維持して現役で活躍できる状態であると思っています。実際、まだまだ世界のあちこちではジャンボ機が現役で頑張っていますからね。退役が前倒しになった本当の理由は・・私は会社の○○だと思っています。最新鋭機を導入して、世代交代推進と企業イメージをアップさせることには異論ありません。しかし、ジャンボ機の優秀性(飛行性能、居住快適性、耐タービランス等)を見捨てて、何でもかんでもハイテク最新鋭に走るということには・・少々異論ありというのが私の思いです。古いから悪い、新しいから良い・・といった発想ではないと理解しているものの・・あの骨太ジャンボという有効資産(国内他社には無い)を無くしてしまうことには、残念というより・・ある意味勿体ないという思いです。20年以上も乗っていますが、本当に良い飛行機なんですよ・・ジャンボは。

で、昨日のことになりますが、お客様から頂戴したお褒めの言葉で嬉しかったことを一つ。福岡から羽田に到着後、CAさん経由で搭乗客の方から「今日のフライト、着陸はスムーズで快適だった」と伝えられたことです。恐らく、何度も搭乗されている飛行機通の方だと察しますが・・私の仕事への拘りを理解して下さったとすれば、まさに「It's My Pleasure」と言いたいところです。私は、いつ、どんな時でも、その状況で最善の仕事をするのが「プロの仕事」だと思っています。安全、快適はもちろんのこと・・遅れが生じた場合には最善を尽くして定時に近づけるのがプロとしての本能。ただ単に機械を操るだけなら、素人の誰にでも経験さえ積めば出来ることだと思います。問題は、「感性」なんですね〜・・プロとしての。それを分かってもらえることが、一番プロとして「仕事冥利に尽きる」ということでしょう。時々、そうしたお褒めの言葉をいただけると、シニアとして頑張り甲斐があると一人勝手に思っております。手前みそな話で、失礼しました。m(_ _)m

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